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N高の通学コースの学費はいくら?週5・週3・週1+の内訳と時間割の実際

N高等学校(角川ドワンゴ学園)で「キャンパスに通う」という選び方をすると、学費はネットコースだけの場合とかなり変わります。しかも公式サイトは「通学コース」という言葉を見出しに使っていないため、どのページのどの数字を見ればよいのかが分かりにくくなっています。

この記事では、角川ドワンゴ学園が公開している2027年度の生徒募集要項とコース紹介ページに書かれている数字だけを使って、週5・週3・週1+の学費の内訳、リアルキャンパスとオンラインキャンパスの差、そして検索の多い「時間割」について公式がどこまで出しているのかを整理します(2026年8月13日に公式ページとPDFを確認)。

結論

通学コースの学費は「ネットコース(単位制・通信制課程)の学費+各コースの学費」という足し算で決まります。2027年度生徒募集要項の入学初年度年間合計(税込)は、いちばん安い週1+のオンラインキャンパスで280,000円、いちばん高い週5のリアルキャンパスで1,028,000円です。

押さえておきたい注意点は3つあります。週5・週3・週1+コースの学費は高等学校等就学支援金の対象外だと公式が明記していること、別途「MacBook Air」(約16万円)の購入が必要とされていること、そして1日の時間割の時刻は公式サイトに掲載されていないことです(金額と注記の出典はいずれも2027年度 生徒募集要項 PDF p.3・2026年8月13日確認)。

N高の通学コース初年度合計を安い順に比較。週1+オンライン28万円から週5リアル102万8,000円まで6通りあり、週5オンライン70万円は週3リアル80万3,000円より安い

リングノートの上に置かれた関数電卓とシャープペンシル

N高の「通学コース」とは?公式の呼び方は「週5・週3 コース」「週1+ コース」

通学コースとは、ネットコースの学習に加えて、決まった日数だけキャンパスへ通う(またはオンラインのクラスに参加する)コースのことです。ただし「通学コース」は公式サイトの見出し語ではありません。2026年8月13日時点の公式サイトは、コースを次の4つの名前で案内しています。

出典:N高等学校 ネットコース週5・週3 コース週1+ コース+ONE 授業(いずれも2026年8月13日確認)。

つまり世間で「通学コース」と呼ばれているのは、週5・週3・週1+の3つをまとめた通称です。さらにそれぞれが「リアルキャンパス(実際に通う)」と「オンラインキャンパス(自宅から参加する)」に分かれます。学費を調べるときは6通りの組み合わせがあると考えておくと、公式サイトの数字が読みやすくなります。

通学コースの学費はいくら?2027年度の内訳

入学初年度の年間合計(税込)は、週1+のオンラインキャンパスで280,000円、いちばん高い週5のリアルキャンパスで1,028,000円です。この金額にはネットコース分の学費も含まれています。

組み立て方は公式が言い切っています。「通学コースに入学を希望される場合は『単位制・通信制課程(ネットコース)の学費』に加えて『週5・週3 コース(リアルキャンパスまたはオンラインキャンパス)の学費』が必要です」——つまり2階建ての構造です。

まずリアルキャンパスの内訳です。

費目週5週3週1+
入学金100,000円100,000円50,000円
授業料600,000円440,000円160,000円
施設設備費250,000円185,000円80,000円
セキュリティーソフト代5,000円5,000円5,000円
単位制・通信制課程の学費73,000円73,000円73,000円
入学初年度年間合計1,028,000円803,000円368,000円

次にオンラインキャンパスの内訳です。施設設備費の行が「─」になっているのは、この費目そのものが設定されていないためです。

費目週5週3週1+
入学金22,000円22,000円22,000円
授業料600,000円456,000円180,000円
施設設備費
セキュリティーソフト代5,000円5,000円5,000円
単位制・通信制課程の学費73,000円73,000円73,000円
入学初年度年間合計700,000円556,000円280,000円

出典:N高等学校 2027年度 生徒募集要項 PDF p.3(2026年8月13日確認)。いずれも税込みで、単位制・通信制課程の学費には支給額の先引きが適用されると注記されています。

白い机と黒いスツールが並ぶ明るい教室

リアルとオンライン、どちらが安い?授業料は逆転する

初年度合計で比べればオンラインキャンパスのほうが安くなります。ただし「オンラインだから全部安い」わけではありません。授業料だけを取り出すと、週3と週1+はオンラインのほうが高く設定されています。

合計を押し下げているのは、授業料ではなく入学金と施設設備費です。入学金はリアルキャンパスが週5・週3で100,000円、週1+で50,000円なのに対し、オンラインキャンパスはどれも22,000円。施設設備費はリアルキャンパスに週5で250,000円、週3で185,000円、週1+で80,000円かかりますが、オンラインキャンパスにはこの費目がありません。

初年度合計の差を引き算すると次のようになります。これは公式が「差額」として示している数字ではなく、上の2つの表の合計どうしを当サイトで引いたものです。

リアルとオンラインは授業料だけなら週3でオンラインが1万6,000円、週1+で2万円高い一方、初年度合計ではオンラインが週5で32万8,000円、週3で24万7,000円、週1+で8万8,000円安い

出典:N高等学校 2027年度 生徒募集要項 PDF p.3(2026年8月13日確認)。

公式サイトの「556,000円〜」は何を含んでいる?

公式のコース紹介ページは、学費を「ネットコース学費 年額73,000円〜 + 週3コース学費 年額483,000円〜 = 合計年額556,000円〜」(週3のオンラインキャンパスの場合)という形で見せています。週1+のオンラインキャンパスなら「207,000円〜/合計280,000円〜」という表示です。

読み違えやすいのは「週3コース学費 483,000円」のほうです。この数字にネットコース分は入っていません。募集要項の内訳と突き合わせると、入学金22,000円+授業料456,000円+セキュリティーソフト代5,000円=483,000円で一致します。「コース学費」と書かれていたら、そこにネットコース分の73,000円を足した金額が請求の起点になる、と読み替えてください。

出典:N高等学校 週5・週3 コース週1+ コース(いずれも2026年8月13日確認)。

通学コースの学費に就学支援金は使える?

使えません。2027年度の生徒募集要項は「週5コース・週3コース・週1+コースの学費は、『高等学校等就学支援金(就学支援金)』の対象外となります」と書いています。

支援の対象になるのはネットコース分(単位制・通信制課程の学費)だけで、内訳表の73,000円には支給見込額を先に差し引く「先引き」が適用されると注記されています。就学支援金の仕組みと、先引きで請求額がどう変わるのかはN高の学費を公式の納入例から積み上げた記事で詳しく整理しています。

出典:N高等学校 2027年度 生徒募集要項 PDF p.3(2026年8月13日確認)。

言い換えると、通学コースを選んだときに増える分は、そのまま家計の持ち出しになります。「ネットコースは実質負担が小さいのに、通学コースは高い」と言われるのはこの構造があるからです。

学費に含まれない費用(MacBook・スクーリング・寮)

通学コースで見落としやすいのが、学費の外側にある費用です。公式が名指ししているものを並べます。

N高の初年度合計に入るのは入学金・授業料・リアルの施設設備費・セキュリティーソフト代5,000円・ネットコース分7万3,000円。MacBook約16万円、スクーリング費用、学生寮月4万7,000円から、+ONE授業は含まれない

MacBook(約16万円) — 募集要項は「別途、学習ツールとして『MacBook Air』(約16万円)の購入が必要です」と書いています。コース紹介ページのほうは、週5・週3・週1+コースと一部の+ONE授業について「推奨スペック以上のMacBookシリーズが必要」という表現です。普通科では、これとは別に端末指定のアプリが入るスマートフォンまたはタブレットも必要とされています。

スクーリングの参加費用 — コース紹介ページは学費に含まれないものとして「PC購入費(必要に応じて)/スクーリング参加費用/その他検定料などの諸費用」を挙げています。スクーリングは通学コースでも免除されません。日数・会場・交通費の扱いはN高のスクーリングを日数と会場から整理した記事にまとめました。

学生寮 — 公式は「1ヵ月あたりの費用47,000円(食事込)〜」「全てのコースの生徒が利用可能」と案内しています。これも学費とは別会計です。

出典:N高等学校 2027年度 生徒募集要項 PDF p.3週5・週3 コース(いずれも2026年8月13日確認)。

白い机に置かれた薄型ノートパソコンとペン、白い卓上ライト

+ONE授業(チケット制)は学費に含まれる?

含まれません。+ONE授業は2026年4月に始まった別建ての仕組みで、チケットやパッケージを任意で購入して受ける形です。公式は「N高のなかで『塾』も『家庭教師』も手頃な価格で」と説明しています。

チケットの購入費は次のとおりです(税込)。

枚数金額入学前購入特典入学後購入特典
3枚16,500円+1枚
5枚27,500円+2枚
10枚55,000円+5枚+1枚
30枚165,000円+16枚+4枚

パッケージプランは次の価格設定です(税込)。

プラン授業形式入学前購入特典価格入学後購入価格
プログラミングマスターズパックオンライン型93,500円143,000円
プログラミングマスターズパック通学型137,500円203,500円
個別指導パックオンライン型44,000円60,500円
個別指導パック通学型55,000円82,500円

支払い方法はクレジットカード・コンビニ払い・Pay-easyです。 出典:N高等学校 2027年度 生徒募集要項 PDF p.3+ONE 授業(いずれも2026年8月13日確認)。

ここで気をつけたいのは、+ONE授業が学費の一部ではないという点です。「通学コースの学費に塾代が含まれている」という読み方はできません。受けるなら学費とは別に予算を見ておく必要があります。

通学コースの時間割は?公式は時刻を公開していない

2026年8月13日時点で、N高グループの公式サイトに通学コースの始業・終業時刻は掲載されていません。コース紹介ページには「タイムテーブル例」を開くボタンがありますが、中身はページを開いたあとに読み込まれる形式で、当サイトがページのHTMLと読み込まれるスクリプトを全文検索した範囲では「9:00」のような時刻の文字列を1件も見つけられませんでした。

そのため、この記事では「N高の通学コースの1日は◯時から◯時まで」という表を載せません。公式が出していない時刻を書けば、それは推測になってしまいます。

公式の記述から言えるのは、次の構造までです。

出典:N高等学校 週5・週3 コース週1+ コースネットコース(いずれも2026年8月13日確認)。

壁に掛けられた白いアナログ時計

時刻を知りたい場合の現実的な方法は2つです。ひとつは資料請求、もうひとつは個別相談会や説明会でキャンパスに直接たずねることです。キャンパスによって開始時刻が違う可能性も残るので、通いたいキャンパスを決めてから聞くほうが話が早く進みます。

週1+・週3・週5をどう選ぶか

判断材料は「年間でいくら増えるか」と「カリキュラムの中身が違うこと」の2つです。

初年度合計を安い順に並べると、週1+オンライン280,000円 → 週1+リアル368,000円 → 週3オンライン556,000円 → 週5オンライン700,000円 → 週3リアル803,000円 → 週5リアル1,028,000円になります。リアルキャンパスの週3(803,000円)よりオンラインキャンパスの週5(700,000円)のほうが安いように、日数の多さと金額はそのまま比例しません。

カーブして伸びる線路と、日本の駅のホームの端

中身の差で分かりやすいのはカリキュラム例です。週5・週3コースにはプロジェクトNや総合型選抜対策講座、学問研究講座、サイエンス(実験)が並び、週1+コースは英語・デジタルデザイン基礎・プログラミング基礎・コミュニティ活動が挙がっています。「週1+は週5の縮小版」ではなく、置かれている科目そのものが違うということです。

なお、予備校講師のライブ配信授業などの課外活動については「課外活動は全てのコースで受講可能です」と公式に書かれています。ただし受講に追加の費用がかかるかどうかは、2026年8月13日時点の公式サイトには書かれていません。+ONE授業(有料)との線引きも公式ページ上で示されていないため、費用の前提を確かめたい場合は資料請求か説明会で直接たずねてください。

ネットコースと通学コースのどちらにするかで迷っている段階なら、ネットコースと通学コースの違いを費用と日常の設計から比べた記事が出発点になります。

出典:N高等学校 週5・週3 コース週1+ コース(いずれも2026年8月13日確認)。

リアルキャンパスを選ぶと入学試験がある

週5・週3・週1+コースのうち、入学試験があるのはリアルキャンパスを希望する場合だけです。2027年度の生徒募集要項は、選抜方法をネットコース=書類選考のみ、オンラインキャンパス=書類選考のみ、リアルキャンパス=筆記試験・面接試験(グループワーク含む)と書き分けています。

費用も変わります。入学検定料5,000円に加えて、リアルキャンパス志望は受験料15,000円、オンラインキャンパス志望は5,000円が必要です。試験そのものは筆記35分、面接(グループワーク含む)20分程度で、出題範囲は「筆記試験および面接内容は試験時にお伝えします」とされていて事前には公表されていません。

出典:N高等学校 2027年度 生徒募集要項 PDF p.4入学試験について(いずれも2026年8月13日確認)。

白い面に置かれた、先を削った青い鉛筆

出願から入学までの流れと、「落ちた」と言われるのがどのケースなのかはN高の入学・出願の流れをまとめた記事で整理しています。

よくある質問

N高の通学コースの学費は、ネットコースの学費とは別に払うのですか。

別々ではなく足し算です。公式は「通学コースに入学を希望される場合は『単位制・通信制課程(ネットコース)の学費』に加えて『週5・週3 コース(リアルキャンパスまたはオンラインキャンパス)の学費』が必要です」と説明しています。2027年度生徒募集要項の内訳表でも、どのコースにも単位制・通信制課程の学費73,000円が1行入っていて、入学初年度年間合計はそれを含んだ金額です(2027年度 生徒募集要項 PDF p.3・2026年8月13日確認)。

オンラインキャンパスのほうが安いと考えてよいですか。

初年度合計で比べればオンラインキャンパスのほうが安くなります。ただし授業料だけを見ると逆転していて、週3はリアル440,000円に対しオンライン456,000円、週1+はリアル160,000円に対しオンライン180,000円です。合計が安くなる主な理由は、入学金が22,000円で済むことと、施設設備費という費目がないことです(2027年度 生徒募集要項 PDF p.3・2026年8月13日確認)。

通学コースの学費にも就学支援金は使えますか。

使えません。2027年度の生徒募集要項は「週5コース・週3コース・週1+コースの学費は、『高等学校等就学支援金(就学支援金)』の対象外となります」と明記しています。支援金が効くのはネットコース分の学費で、内訳表の73,000円には支給見込額を先に引く先引きが適用されると注記されています(2027年度 生徒募集要項 PDF p.3・2026年8月13日確認)。

通学コースの1日の時間割はどこで見られますか。

2026年8月13日時点で、公式サイトに始業・終業時刻の掲載は見当たりませんでした。コース紹介ページに「タイムテーブル例」のボタンはありますが、時刻のテキストはページのHTMLからは取り出せません。時刻を知りたい場合は、資料請求か個別相談会で、通いたいキャンパスに直接たずねるのが早道です。

通学コースの3年間の総額はいくらですか。

公式が公表しているのは入学初年度の年間合計までで、3年間の総額は示されていません。この記事でも初年度の数字だけを扱っています。総額を知りたい場合は、資料請求か説明会で2年目以降の学費の扱いをあわせて確認してください(2026年8月13日確認)。

まとめ

数字はすべて2026年8月13日に確認した2027年度 生徒募集要項 PDF公式のコース紹介ページのものです。金額もコース構成も年度ごとに見直されるため、出願前にはその年度の募集要項で確認してください。ほかの通信制高校とも見比べたい場合は通信制高校をテーマにした記事の一覧から探せます。